高齢者のお宅でよく見る見守りグッズ。家電やカメラが多いですが、あなたが見守りグッズに本当に求めることは何でしょう?介護の現場で実際に聞いた、急な体調の変化を知らせほしい!そんな要望にも応えてくれる、離れた親に安心安全に暮らしてもらう見守りグッズをご紹介します。
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Contents
離れて暮らす親、自身が心配な事
高齢者向けの訪問マッサージの仕事をしていると、ご本人やお子さんからの不安なお話をたくさんお聞きします。
内閣府による平成27年度の「一人ぐらしの高齢者に関する意識調査」の結果で日々の生活の不安の1番は、健康や病気の事だったそうです。そして2番目が介護が必要ような状態になること。
では、子ども側はどうでしょう。
離れて暮らす親を持つ、子どもが心配な事
とあるセキュリティ会社の調べでは、高齢の親御さんと離れて暮らす子ども側の心配で一番多いのは、急な体調不良とのことです。それに続くのが、認知機能の低下。
介護が必要になる理由もお体や認知機能の低下などが多いので、「健康」という事では、双方の心配事は似ていますね。
実際の介護現場で聞く、不安や心配
私が訪問しているお宅で聞く、不安や心配もマッサージ師という仕事柄、体の相談がやはり多いです。立ち上がりにくくなっている、お風呂に入るのが大変になってきているなどの相談を受けます。
それに加え、以前よりもの忘れが目立ってきた気がする、今までできていた機械の操作ができなくなってきて心配など、の認知機能の低下を不安に感じているというお話もよく聞かれます。こちらはお子さん側から相談がほとんどです。
高齢者の方は、定期的な受信がある方が多いですが、健康面での心配は、それが対策の一つにはなりますが、認知機能の低下は月1回程度の受診で先生に変化を見てもらうのは、専門病院でなければ難しいかもしれません。また子供といえども、日ごろの生活の様子を見ていないと変化にすぐには気づけないことも少なくありません。
離れた親に見守りグッズをすすめるわけ
特に高齢者の親御さんと離れてくらすというお子様方は、見守りグッズを活用されているケースが多いです。私が介護の現場で感じることですが、介護には様々な転換期があり、その都度対応していくといった段階を踏むことが多いように感じます。
一人で買い物に行くことが難しくなってきた。お風呂に入るのが難しくなってきた。家の中でも歩くことが難しくなってきたなど、だんだんとサポートが必要になっていきます。それを見極めるためにも見守りグッズは有効です。見守りグッズを使うと、親御さんの生活状況の把握の手助けになります。これからの介護の段階に向けて、見守りグッズを使って、親御さんの様子を知りましょう!
見守りグッズがデメリットになる場合もある
見守りグッズを入れられて、抵抗を感じる高齢者の方も少なくありません。特にあからさまにカメラのようなものだと、監視されているようだという方もいます。また、心配してくれているのは分かるが、「年寄り扱い」を何度もされると嫌という話もお聞きします。
中にはカメラで見られていることで逆に安心という方もいますが、多くの人はやや抵抗を感じる方が多いようです。そのあたりも親御さんの性格などから気を付けて見守りグッズを選んだ方がよいかもしれませんね。
お子さんと離れて暮らす親、よく見る見守りグッズ
訪問しているお宅で、独居や高齢者のご夫婦だけでなく、昼間は一人になるという方のお宅でも見守りグッズを見かけるようになりました。よく見る見守りグッズを書いていきます。
見守りグッズではないけれど、防犯もかねて使っている方が多い
グッズではありませんが、セキュリティ会社さんに入っているお宅があります。
防犯はもちろんの事、急に体調が悪くなった時に、専用のブザーを押すと、すぐに駆けつけてくれるような高齢者の見守りプランを用意しているセキュリティ会社さんもあります。長くても30分以内にはかけつけてくれるそうなので、離れた親がいるという方は、すぐ駆け付けられる人がいるというのは安心につながりますね。またセキュリティ会社なので、防犯面での心配もある方、安全に暮らしてもらいたいと思っている方にはおすすめです。
もっとも多いのは、見守りカメラ
やはり一番多いのは見守りカメラです。いつでも気になった時に、離れた親の様子が見られるのが一番よいですよね。日常で少し困ったことがあっても、子供には心配をかけたくないと思っている方がおおいので、なかなか話さない方も少なくないです。親御さんの普段の生活を確認することで、今どんな事はできていて、どんなことに困っているのかなど今必要な介助・介護を知ることもできるので、高齢の親御さんに生活の様子も知りたい方におすすめです。
見もまりカメラにも様々な種類があります。高齢者のお宅だとWi-Fiはないことも多いのでは。そんな方にもおすすめなのはこの商品↓↓↓
上記の商品は離れた場所からカメラの映像をスマホ・パソコン・タブレットで見ることが可能。コンセントにさすだけというのもいいですよね。お子さん側の映像は移りませんが、会話もできます。
高齢者のお宅にお伺いしていて感じるのは、お家のお部屋が何部屋もあっても、使っているお部屋はほぼ一つ。あとはトイレとお風呂、寝室という方がほとんどです。なので、よくいるお部屋に設置してみてはどうでしょうか?
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離れて暮らす親、本当に心配な時とは
上記以外でも証明や電気ポットなどの見守りグッズをよく見ます。こういったさまざまな見守りグッズがあっても、お子さんの本当の心配が解決されないこともあります。
訪問しているお宅の実例です。介護認定を受けていない80代男性の一人ぐらし。お子さんは隔週ぐらいで週末遠方から帰ってきて足りていない家事等を行うという方がおられます。
お父様は、体の痛いところはあれど、まだ介護認定は受けておらず。趣味もあり、ご近所とのやりとりも割と多く、お一人でまだ特に大きな問題なく生活しています。料理も少しはできるとのことですが、お弁当を週6日とっていて、朝・昼は自分で用意しているということでした。
この娘さんとの話の中でのことです。高齢者の一人暮らしで一番心配なのは、急に具合が悪くなって倒れたりしていたらということ。見守りカメラとかもこっちがみていなかったら、意味ないし、セキュリティ会社のボタンもおせなかったらね・・・と話されていました。
離れて暮らす親をお持ちのお子さんの、本当の心配はここではないでしょうか?
そんな悩みを解決できるかもという、見守りグッズをみつけました。
時計を付けてもらうだけで、急な体調不良にも対応可能⁉
上記で書いたお子さん側の心配事を解決しつつ、カメラの様な監視されているという抵抗感を与えなくて済む見守りグッズが以下の商品です↓↓↓
↑こちらの商品はApple Watch(アップルウォッチ)を親御さんに身に着けていただくだけで、確認したいときに親御さんの心拍数、心拍変動、歩数、(血中酸素飽和度) などが分かります。また安静時に高心拍を確認した時と、低心拍を確認するとメールで自動で知らせてくれます。
急な体調不良の時は心拍数の異常は出やすいものですので、あきらかな高心拍数、低心拍数を自動で見守る側に知らせてくれる機能はとても安心!
家族のつながりアプリ、Hachi(ハチ)とは
基本的な機能は下記の通りです。
- 1日2回のおしらせメール
(アップルウォッチの電池残量、心拍数、心拍変動、歩数、現在地、(血中酸素飽和度)) - アプリからワンタッチでビデオ通話
(みまもられる方のiPhone設定、操作なしでビデオ通話開始可能) - 24時間いつでもアプリで様子を確認
(お知らせメール内容と同じ内容) - かんたんSOS&自動アラート
アップルウォッチに5秒指をのせるだけで、SOSメールが見守る方に送られる。
アップルウォッチ装着時に安静時高心拍・低心拍を検知した場合自動でお知らせ。 - おでかけ通知機能
設定すると外出・帰宅をメールでお知らせ
iPhoneとアップルウォッチが必要になりますが、これだけの機能があると安心ですね。
家族のつながりアプリ、Hachi(ハチ)の料金
iPhoneもアップルウォッチも持っていない方で考えていきます。
- 見守られる方
iPhoneとアップルウォッチを携帯ショップ新規契約(端末24回分割払い)
月々約7,000円(目安)、アプリは無料ダウンロード - みまもる方
アプリ利用料、月額858円(税込み)
iPhoneとアップルウォッチを契約するところから考えると、初期費用はかかりますが、安心にはかえられないですよね。現在初月無料だそうです。ぜひサイトから確認してください↓↓↓
介護サービスを利用しましょう!
介護認定を受けている高齢者の方は、ぜひ介護サービスを利用しましょう。介護認定を受けていても、サービスを何も使っていないという方もいらっしゃいます。心配事や不安な事があれば、ケアマネージャーさんに相談して、使える介護サービスを提案してもらいましょう。
私がお伺いしているお宅では、介護度にもよりますが、毎日なにかしらの介護サービスを入れ、離れて暮らす親でも、一日中一人になるということはないようにしているという方が多いです。介護度によっては毎日は無理かもしれませんが、サービスを入れることで、離れた親御さんの様子はサービスに入っている方々から情報を得ることもできます。介護のプロのケアマネージャーが一緒に親御さんの安心安全を考えてくれます。
介護認定については別記事に詳しく書いていますのでぜひそちらもお読みください↓
とうとう介護が始まった。意外と知らない介護の基本を押さえよう!
民間の見守りサービスを探そう
介護認定を受けていない方でも、私の仕事である、訪問マッサージでは、利用者さんの様子をご希望があればお子さんに知らせたりしています。訪問マッサージは介護認定を受けていなくても車が運転できないから治療院へいけない方で、お医者さんの同意が得られれば、利用可能です。
多いかただの週に3,4回もお伺いするので、認知機能・健康面・体力面などの変化は見やすいので、安全に暮らせているかなど情報提供をしてもらうとよいと思います。
また、郵便局やヤクルトでも高齢者の見守りサービスがあります。母がヤクルトレディをしていますが、そういったサービスがあると話していました。週一回程度、顔見知りのヤクルトさんが来ると、色々な困りごとなどのお話もでるそうですので、こういった方から安全に暮らしているかの情報を得てもよいかもしれません。
高齢者が増えている時代なので、様々な会社で、高齢者の方の見守りを兼ねたサービスや支援があるかもしれませんね。誰かが、その日は訪問してくれるとわかっていると、不安も少しは減らせると思います。
ぜひお住まいの地域での情報収集してみて下さい。
見守りグッズでも心配が消えなかったら
私の考えですが、介護で最終的に考えなくてはならなくなるのが、高齢者施設などへの入居かなと思います。サービス付き高齢者住宅などは自由度が高く、外出も自由にできるといった施設もあります。まだお一人でも暮らせそうだなという方でも、こういった施設で見かけることもあります。
様々な見守りグッズを使っても、親御さんの安心安全を感じず心配という方は、ひとくくりに老人ホームと言っても様々な種類がありますので、一度相談されてみてもよいかもしれません↓↓↓いますぐ入居を考えていなくても、早めに備えておくことにこしたことはありません。
高齢者の一人暮らしがいつまで可能かの記事も書いています↓↓↓
老人の一人暮らしはいつまで可能?安心生活に何歳までより大切な事
離れて暮らす親の心配を、すこしでも減らそう
親をお持ちの方は、親の介護はいずれ訪れる時がくるでしょう。
介護の環境は昔と比べればよくなっているように感じます。だからこそ、介護認定を受けながら、色々サービスを利用してお一人で暮らされている高齢者の方々も多いのかもしれません。
しかし、歳は毎年重ねていくもの。変化のある介護にはさまざまな段階があります。介護サービスが必要になり始めた時、そのなかで段々とそのサービス内容が増えていく。上記の様なサービス・グッズを使用し、介護の負担を減らして、心穏やかな自分の生活も送っていただきたい。
高齢のご家族が、安心安全に暮らせるように願っています。
他にも介護関係の記事書いていますので興味がある方はどうぞ↓↓↓
・とうとう介護が始まった。意外と知らない介護の基本を押さえよう!
・老人の一人暮らしはいつまで可能?安心生活に何歳までより大切な事