リラクゼーション効果やデトックス、冷えの改善など美容・健康を期待でき、女性に人気の温熱療法のよもぎ蒸し。自宅でも行いたい方も多いのでは?鍼灸師である私がよもぎ蒸しの良さと、おすすめのよもぎ蒸しを自宅でできるセットをお伝えします!
Contents
よもぎ蒸しとは
よもぎを煎じた蒸気を体全体に浴び吸収させる韓国から始まった健康法です。韓国では600年~700年程前から、産後の肥立ちをよくする目的で始められました。
身体を温める温熱効果とよもぎなどの薬草の成分を粘膜から体内へ吸収させることで、様々な効果が期待できます。
よもぎ蒸しの効果は
私たち鍼灸師にとっては、お灸の材料として親しんでいるよもぎ。よもぎにはカルシウム、マグネシウム、ビタミンA・B1・B2・C・Kなどの有効成分が含まれています。また造血作用があると言われるクロロフィルなども含まれます。
よもぎは漢方で止血薬としてもちいられてきました。そんなよもぎには下記の様な効果があります。
- 浄血・止血作用
- 利尿作用(デトックス)
- 腸内環境を整える
- コレステロール値を下げる
- 貧血予防
- 血行促進
- リラックス効果
よもぎ蒸しの効果も上記の様な内容が多く挙げられています。最初にも書きましたが、産後ケアとして利用されてきたこともあり、婦人科系の産後の肥立ちをよくする以外にも生理痛・ホルモンバランス・更年期障害の改善も期待できます。
よもぎ蒸し行うための材料は
よもぎ蒸しを行う際は以下のものを使います。
- よもぎ蒸しの椅子とクッション
- 蒸しつぼ
- 温めるコンロ
- ガウン
- よもぎなどの薬草
現在は使用する薬草は、よもぎだけでなく、その他のハーブなどをブレンドしてだしているところも多いようです。私も初めてよもぎ蒸しを受けに行ったときに、よもぎ以外のハーブも選べると言われ、他の選んだらよもぎ蒸しじゃなくなるじゃん(笑)と思った記憶があります。
よもぎ蒸しのやり方や行う時間は
よもぎ蒸しを受けに行った時の流れを書いていきます。
- 椅子に鍋をセットし、お湯を沸かしておく
(お店に行くとここまでセットされています) - 鍋によもぎなどの薬草をいれ、煮立たせる
- 服をすべて脱いで、ガウンを着る
- 鍋から蒸気が出てきたら、椅子をガウンに入れるようにして座る
- 水分を取りながら、よもぎ蒸しを楽しむ
時間は20分から40分程度。お店だと30分ぐらいの時間設定のところが多いように感じます。あまり長いとのぼせの可能性が出てくるとのことで、注意が必要です。短すぎても効果を実感しにくいと思いますが、ご自宅であれば、この時間内で体調に合わせてや予定に合わせて自分で時間を変更してもよいですね。
よもぎ蒸しを効果的に受ける方法
よもぎ蒸し中は、そのお店によりますが、ただ椅子に座るだけでなく、あぐらや体育座りなど座り方はいろいろあるようです。それぞれの座り方を少しづつ変えて、低温やけどを防ぐようにすすめてくれるお店もあるようですね。その姿勢によって蒸気の当たり方も変わりますので、ご自分がリラックスできて合う姿勢・方法で受けられるといいですよね。
よもぎ蒸しを行う際の注意点
よもぎ蒸しは下記の様な方は受けられません。
- 生理中・妊娠中(産後1か月)
- よもぎなどの薬草にアレルギーがある方
- 持病を持たれている方
(お医者さんに確認されてみて下さい)
最後の持病に関しては、外科的に手術で傷がある方や体に医療機器が埋め込まれている方、心臓病や脳障害がある方、もちろん体調が悪い方などが含まれます。
よもぎ蒸しを自宅で行えるメリット
上記で書いてきた通り、様々な効果が期待できるよもぎ蒸しですが、店舗に行って受けるとき、ガウンを着ているとは言え、服を全て脱ぐところに私は抵抗がありました。また、熱さの調整も、私は熱さに弱いのか初めてよもぎ蒸しを受けた際、コンロを弱火にしてもらっても熱いというのを何度か繰り返しなかなか自分の意見を言えない私は、最後は少しだけ我慢した記憶があります。(やけどの可能性があるので絶対にダメ)
また、同じく初めて受けた際は、普通に座る座り方しか言われませんでしたが、上記で書いた通り、自分に合った姿勢に気軽に変更したいですよね。
もちろん自宅で行えるようになれば、初期投資はかかりますが、長く使えば安くなりますし、時間が少し空いたなど、受けたいときにいつでもうけられますよね。なので、自宅でのよもぎ蒸しを私はおすすめします。
よもぎ蒸しを自宅で行うデメリット
デメリットの1番は、自分で準備と片づけが必要な事でしょうか。あとでも少し書きますが、汗や上記で水分が沢山器具にもつくので、しっかりメンテナンスする必要がありそうです。また行う場所・収納場所も考えなくてはなりません。
上記のメリットに何回も使えば、サロンに通うより安くなると書きましたが、初期費用がかかるところをデメリットと考える方もいると思います。
よもぎ蒸しの自宅で行えるセットの選び方
よもぎ蒸しの自宅セット、値段は数万円のものから20万弱と価格の差がかなりあります。その違いは座る椅子というのがほとんどです。椅子の種類は素材で3種類に分けれれます。
- 木製
- プラスチック製
- 黄土製
それぞれどんなものか見ていきましょう。
木製のよもぎ蒸しの座椅子
【メリット】
- 安価
【デメリット】
- 木は水分に弱い
値段はお安いのですが、デメリットにある通り、アフターケアをしっかりとしないとカビが心配です。せっかくよもぎの良い成分を吸収したいのに、カビも一緒にとならないように注意は必要です。
プラスチックのよもぎ蒸しの座椅子
【メリット】
- おしゃれなデザイン
- 軽量
【デメリット】
- 温度上昇により有害物質が発生する可能性あり
この3種類の中では一番軽量にできますが、化学物質を使っているので、よもぎ成分を体内へ吸収するさいに一緒に化学物質も吸収されてしまう心配があると言われています。
黄土製のよもぎ蒸しの座椅子
【メリット】
- 赤外線効果が放出される
- 殺菌作用・浄化作用・解毒作用があるとも言われている
【デメリット】
- 高価
- 割れる可能性がある
値段はこの3種類の中で一番高くなりますが、なにより遠赤外線が放出されるのはよいですよね。体の奥まで届く波長と言われいるので、体の中まで温めてくれます。
よもぎ蒸し、自宅でできるスタートセットのランキング
上記のメリット、デメリットを考えて、ご自身に合ったよもぎ蒸しのスタートセットを見つけてみて下さい。私のおすすめは、やはり値段は高いですが、遠赤外線のでる黄土製の椅子のよもぎ蒸し。価格はしますが、店舗での平均相場は40分3000円ぐらい。何度も受けに行くなら、一生使える黄土製のものを買うのもありですよね。楽天で評価が高い商品を貼っておきますので、ぜひチェックしてみて下さい↓↓↓
|